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May 20, 2005

『ロシア児童文学の世界―昔話から現代の作品まで』 @ 国際子ども図書館

職場の近くの国際子ども図書館でやってる『ロシア児童文学の世界―昔話から現代の作品まで』を、昨日昼休みに観てきました。小ぢんまりした展示でしたが、かわいい作品が多く、よかったです。もちろん目当てはロシア・アヴァンギャルドのものだったわけですが、リシツキーの『2つの正方形の物語』、マヤコフスキー『海と灯台についての私の本』などが観られました。リシツキーのこの絵本って、知らなかったんですが「黒い正方形を赤い正方形がやっつける」(つまり革命)という物語なんですね。なんか、この抽象化の仕方ってスゲーなぁ。

あと良く知られたお話が結構ロシアのものがあるもんなんだなー、という再発見がけっこうありました。「せむしの仔馬」とか。それと翻訳が見事すぎて誰もが覚えている

うんとこしょ どっこいしょ
それでもかぶは ぬけません

の「おおきなかぶ」もロシアのものなんですね。原書もとってもかわいいのですが、改めて日本語版を見てみると絵がなんと佐藤忠良。わー!…と、びっくりしました。それから関連資料で展示してあったのが昭和初期の日本のテクノロジーネタ(機関車とか)の絵本。村山知義とかが絵を描いたりしてます。ほほぉ。…とまぁ、かなり楽しめた展示でした。無料ですし、近くに寄ったらちょっと覗いてみてはいかがでしょうか。

それにしても、庭園美術館での幻のロシア絵本 1920-1930年代展を見逃がしたのが今さらのように悔やまれます。うー。

投稿者 ryoji : May 20, 2005 11:56 PM

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コメント

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