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June 15, 2005

インタラクションのデザイン / 経験のデザイン

O'Reilly Emerging Technology Conference 2005 にあるプレゼン資料の後半に Design for participation っていう言い方がでてきて思ったんですが (というかよく思ってることなんですが)、「デザイン」と日本語で言うときって、なんか狭くとられがちな気がします。本来は相当に広い範囲に適用可能な概念なはずなのですが。どうしても形や見た目を整えることとしか思われない場面が多いような。欧米の文章の中には「経験のデザイン」とか「プロセスのデザイン」とか結構普通に使われてるんですよね。あー、それとあとエンジニアな人達的にはすぐ「設計」を意味したりするのかしらん。上の言葉も「参加の設計」と訳されたりしてるようですし。

実は僕が (自分専用のプログラム以外で) ソフトウェアを作るとき、一番頭を悩ますのがインタラクションのデザインなんですよね。ユーザビリティっていうと使い勝手の良さという話になるのでしょうけれど、単にそれだけにとどまらない部分で何かが足りないような気がいつもしてます。ユーザの経験をどうデザインすればいいのか、いつもよくわからなくなってしまうのですよー。で結局、試行錯誤とヒアリングくらいしかできることを思いつかない。なんかもうちょっと、方法論ってないのかしらん。でもこういう話題に関する本もあまりないようだし。上の参加のデザインっていうのも、たぶん経験をデザインするっていうのの一種というか近い関係にあるような。

なんかとりとめがないですが、そんなことを考えました。

投稿者 ryoji : June 15, 2005 11:23 PM

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コメント

いいこと言った。妹島は「計画」って言ってましたね。

投稿者 ishikawa : June 16, 2005 12:09 PM

恐れいります。たしかに「計画」ってのもありますよねぇ。

投稿者 ryoji : June 17, 2005 10:24 AM