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September 13, 2005
島根旅行
9日から11日にかけて島根を旅行してきたわけですが、初日はまず宍道湖畔の島根県立美術館へ。宍道湖の夕日が美しいからでしょうけれど、閉館時間が日没の時刻にあわせているというユニークな館です。で、もしここへ行かれることがあったら、是非レストランで食事することをお勧めします。ウマイです。
ホテルは宍道湖がよく見える部屋だったのはいいのですが、「インターネット無料」などとなっていたので使おうと思ったら、実態は VSDL モデムをフロントで借りてきて、自分で電話線に繋ぐという…。こんなの初めて。
しかも電源のある壁と逆側に電話がついていて、電話線の延長コードまで借りて部屋をケーブルが縦断するしまつ。いいのかこんなんで。ま、ちゃんと繋がったのでいいんですけれど。
翌日10日は松江近辺を観光。小泉八雲記念館、武家屋敷など塩見縄手界隈を散策してから、松江城へ。その後近くのカフェで一服。古い民家を使っているようで、落ちついた雰囲気の気持ちいいカフェでした。近所にほしい。
で、せっかくなので松江城の堀川を巡ってくれる遊覧船に乗りました。堀川にはたくさん橋があるのですが、途中低い橋もあって、そこをくぐるときは遊覧船の屋根が下って乗客も身体を折りまげて低い姿勢をとらなければならないのでした。橋だけでなく幅がギリギリな暗渠もとおったり、結構すごいです。
遊覧中もカモやらアオサギやらが沢山いましたが、野鳥が多いですね。トンビなんかいっぱいいるし。ゴイサギも実物をはじめてみました。
で、昼に出雲そばをたぐってから、月照寺へ。お墓いろいろ。亀が強烈です。それから八重垣神社へ。ここには神社の障壁画としては日本最古と言われる壁画があって、かなり間近で見られます。ガラスもなにもなくて、これ「参上」とか書かれたりしない? 大丈夫? と心配になるくらい。ので、白土の塗られた様子やそれがかなり剥落してる様子、うっすらと残った顔料なんかがかなりハッキリ見れます。大丈夫か? (しつこい)
さらに国宝に指定されてる神魂神社へ。これは良いですよー。あまり観光地化もしてないですし、静かだし、場所も暗さがないです。境内はあまり広くないですが、本殿も大変美しく、清潔でさわやかです。地味ですが、松江を観光するならここは必見だと思います。本殿内部には狩野山楽と土佐派の障壁画があるとのことですが、さすがに本殿内部は見られません…。
で、ちょっと離れた熊野大社へ。この日は庭火まつりで、なんかよくわかんないですがアフリカ音楽のライブをやってました。ちょっと気になったのは狛犬のポーズ。出雲式というらしいのですが、お尻が高くあがってるんですよね。
翌11日は (前日もたっぷり温泉つかったのに) 岩盤浴でリラックスしてから出雲へ。この日も出雲そばをたぐってから出雲大社でゆっくり時間をつかって見物しました。でかい。これがさらに倍の高さだったらしいというからすごいです。
何も考えずに垣を一周したのですが、裏側はちょっと…何か突然空気が違う感じで、コワかったです。こういうのをパワースポットっていうんでしょうねぇ。こういうのに鈍い僕でさえ急に額に汗が滲みました。
観光ついでに土産物店で『出雲神話ガイドブック』という薄っぺらい本を買ったのですが、これが大正解。読んでみるとかなり面白いです。現実にどんな歴史があったのか、それがどう神話に仮託されているのかなど興味は尽きません。古代出雲の勢力が大和勢力に政治的に妥協したっていうのが国讓りの神話なのかー、とか。いろいろあったんだろうなー。出雲大社にどこか抑圧された雰囲気みたいなものがうっすら感じられるのはそういうことなのかも。
帰りに出雲空港に向かう途中で、ところどころ妙に綺麗に刈りそろえられた松がところどころ見られました。築地松というらしくて、出雲独特の風景だそうです。
ホテルでネットが使えたのに、帰ってから何日もして書いてるのは、もちろん食事がおいしくてアルコールが入って書けなかったからです。ちなみにホテルの朝食は洋食を頼んでましたが、蜆汁だけはしっかりついてきました。うまかった。
投稿者 ryoji : September 13, 2005 11:46 PM
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