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December 22, 2005
美術館のデータベース2選
美術館のデータベースはできるだけ覗いてみるようにしてるんですが、その中から2つ。まずはSmithsonian | Freer & Sackler Galleries。ここはコレクションのデータを検索・閲覧できるだけでなく、ユーザ登録するとeGallery に自分で作品リストを作れます。ユーザ層があんまり想像できないんだけれども…。でも学校の先生が教材の準備したりするのにはいいかもしれません。んー、いやー、やっぱこういうのは、1館のコレクションではものたりないですよねー。がんばります(あれ?)。
もう一つは、The Metropolitan Museum of Art。ここは、その包括的なコレクションを使って、Timeline of Art History、つまり美術史年表を作ってしまうという。すげー。コレクションのデータベースと、年表と地図、それに解説文を組合せてて、これはかなり効果的という気がします。
美術館の所蔵品データベースって、僕はまずは「専門家の役に立つものが先」という考えですけど、ちょっとそういう順序を置いておくとすると、一般向けのサービスを考えるときに難しいのはやはり見せ方ですよね。検索できますったって、何検索していいかわからないってことも多いでしょうし。ブラウジングに適した見せかたの工夫というのは、あまりできているところは多くないと思います。そういう意味で参考になる2例でした。まぁ、アイデアとしては別に変わったものではないと思いますが、ちゃんと出来てるってことが大事ですしね。
投稿者 ryoji : December 22, 2005 01:32 AM
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コメント
もろにWeb2.0風ですね。
投稿者 アームチェア : December 22, 2005 03:55 PM