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December 29, 2004

魚類データベース

ちょっと前だけど、ミュージアム・マーネジメント・フォーラム 2004国立科学博物館の人が、 データベース の話をしていて、これが結構面白かった。 日本産淡水魚分布データベースでは、内部的には細かいデータがある場合でも、表示にはあまり細かく出せないというのだけれど、その理由が絶滅危惧種の保護だというのだ。 あまり詳細に場所の情報を出すと、実際とりに行っちゃう人がいるらしい。 で、絶滅危惧種だけフィルタすればいいかっていうとそうはいかなくて、 周囲にいる他の魚や水草や昆虫とのカップリングで割りだすことができるから、 結局絶滅危惧種以外のデータから絶滅危惧種がいそうな場所っていうのが わかってしまうそうだ。で、結局すべて粗いデータしか出せないのだそうだ。

もう一つこの話で面白かったのは、 魚類写真資料データベース。こんな記述がある。

魚の写真をこのデータベースに登録してみませんか
魚の写真はとても役に立ちます。水中写真はもちろんのこと、釣った魚や網で採った魚の写真 も大変貴重な情報です。
提供頂いた画像は神奈川県立生命の星・地球博物館の画像資料として登録され、同博物館の規程に基づき博物館活動の様々な場面(研究、展示、教育、インターネット上での公開など)で活用されます。

こんなかたちでいろんな人から写真を提供してもらってるという。 んで、それぞれの写真には撮影者の名前がちゃんと出てるのだ。 これも一種のリソース・シェアリング。しかもちゃんと良く撮れた写真が 集まってるっていうのがすごいよなぁ。

投稿者 ryoji : December 29, 2004 11:04 AM

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