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March 16, 2005

メディア・リテラシーのテストとしての「ゲーム脳」

東京都がいわゆる「ゲーム脳」の研究に本格的に着手、というニュースをTBS でさっきやってました。あるゲーム好きの子供の脳波をはかって前頭前野の活動が低下してますね、みたいなことを例の森昭雄教授が出てきて話していました。

ゲームが子供に与える影響を科学的に研究するっていうのは、まあいいと思います。やったらよろしいのではないでしょうか。しかし気になるのは、森教授の「ゲーム脳」説が相当に厳しい批判を浴びている、という事実がニュースの中では全く触れられていないという点です。

「ゲーム脳」関連記事こちらから - [ゲーム業界ニュース]All About
『ゲーム脳の恐怖』森昭雄
読冊日記2002年7月下旬

挙げたらキリがないのでこのへんで。似たような批判はちょっと検索すればゾロゾロ出てきますよね。だからたぶん、日常的にネットを使っていて「ゲーム脳」説に関心をもったことのある人は、おそらくかなりの割合で「あの説は色々な問題が指摘されている」「トンデモ扱いしてる人も結構いる」ということを知っているでしょう。そうでない人はTBS の先のニュースを見たら、あるいは「都が本格着手するくらいだから、学界でも有力な説なのだろう」という受けとりかたをするかもしれません(しないかもしれません、もちろん)。少なくとも、ネットにおける「ゲーム脳」関連の話題では、上記のような批判の存在はほぼ常識に近いといっていいでしょう。それがさっきのニュースでは、ごっそり全部落ちている。

なにかと話題のライブドアの堀江社長がこないだ「ネットユーザにはリテラシーがつきはじめている」「マスメディアと違い、ユーザが主体的に多くの情報から判断できる」みたいな発言をしてたように思います。その見方自体は以前から言われてることですが、実例っていうことでは、例えばこういう所にあらわれてきてるのかもしれませんね。んで、それが本当の「デジタル・デバイド」問題なのかも、とか。

投稿者 ryoji : March 16, 2005 11:48 PM

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