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September 04, 2005

写真はものの見方をどのように変えてきたか @ 東京都写真美術館

東京都写真美術館の開館10周年特別企画展「写真はものの見方をどのように変えてきたか」の第3部「再生」を観てきました。もうこのシリーズは全部観るつもりなんですが、つい会期終了に近くなってしまいます…。第3部は「12人の写真家たちと戦争」、ということで、戦前から戦中・戦後を通して活動した写真家を木村伊兵衛をはじめ12人ピックアップして、それぞれの足跡を辿る、というもので、写真史全体を俯瞰するような第1部、第2部とはまた違った趣向になっている展示でした。対象を絞ったぶんテーマが全面に出ていて、今回も興味深く観ることができたと思います。

第1部、第2部にくらべて時代・地域とも近づいてきているせいもあるのでしょうけれど、東京の写真なんかを観てると、自然と「これはあそこらへんかなー、あの建物は今もあるやつだなー」とか考えてしまいます。戦争と写真、ということでもっと重々しいものというか、戦火の生々しい写真とか戦争の悲惨を記録した写真とかをなんとなく想像していたところもあるんですが、あくまで「戦争という状況下における写真家とその表現活動」が中心になっている感じで、反戦教育的なところがあまり無かったのが良かったのではないかな、と思います。

次回も楽しみです。

投稿者 ryoji : September 4, 2005 10:41 AM

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