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November 24, 2005
チュニジアの言論統制に対する IFLA の抗議
少し前になりますが、今月18日付で、IFLA(国際図書館連盟)が "IFLA protests crack down of intellectual freedom in Tunisia" という声明を出していますね。ちょうど世界情報社会サミット (WSIS) の最終日です。今回の WSIS はチュニジアで行われていたわけですが、その開催国では表現の自由と情報への自由なアクセスが制限されているという…。IFLA の情報へのアクセスと表現の自由に関する委員会 (FAIFE) が9月23日に "IFLA/FAIFE Report on IFEX-TMG Mission to Tunis" というレポートを出しています。まだちゃんと読んでないですが、カレントアウェアネス-E 第68号によると、
他方で,チュニジアでは,納本された出版物について内務省が承認しなければ流通させることができない。レポートによれば,これが事実上の検閲制度となっており,年間1,400冊程しか新刊書は出版されておらず,それも子ども向けか復刻版が多く,大人向けの本は200~300冊程度であるという。
ふむー。全然知りませんでしたよ…。しかし IFLA のような図書館のアソシエーションがこういう声明を出すというのは、すごいよなーと素直に関心してしまいます。
投稿者 ryoji : November 24, 2005 11:08 PM
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