博物館資料情報のための CIDOC ガイドライン: 資料受入情報グループ


このページは 国際博物館会議 (ICOM) のドキュメンテーション委員会 (CIDOC) が開発した 「博物館資料情報のための国際ガイドライン: CIDOC 情報カテゴリ」 の一部です。 これは博物館コレクションに関する記録を展開する際に利用できる 情報カテゴリについての説明です。 「ガイドライン」における情報グループと情報カテゴリの概要については、 紹介リストをご覧下さい。


資料受入情報グループ (Object Entry Information Group)

目的:

資料受入情報はセキュリティ、アカウンタビリティ、アクセスおよび 歴史的記録を支援します。博物館の管理下にあって、必ずしも所有していない 資料についての情報を記録できるようにします。資料受入情報は 一時的に委託されている資料または博物館に借り入れ中の資料のために 記録されるでしょう。

情報カテゴリ:

現在の所有者 (Current owner)
委託元 (Depositor)
受入日付 (Entry date)
受入番号 (Entry number)
受入事由 (Entry reason)

例:

現在の所有者: Wright, DG
委託元: Allen, A
受入日付: 1994-03-21
受入番号: E1324.1994
受入事由: 借り入れ (loan)

備考:


現在の所有者 (Current owner)

定義:

博物館に委託されている資料または標本を所有している個人、組織またはグループ。

例:

Jones, John G.

備考:

資料受入の先頭へ


委託者 (Depositor)

定義:

博物館に委託されている資料または標本を所有している個人、組織または グループの名前。

例:

James, Patrick

備考:

資料受入の先頭へ


受入日付 (Entry date)

定義:

博物館が資料または標本の管理を受け付けた日付。

例:

1994-03-01

備考:

資料受入の先頭へ


受入番号 (Entry number)

定義:

一度に博物館に委託された資料または資料のコレクションまたは標本に 割り当てられた番号。

例:

E123.1994

備考:

資料受入の先頭へ


受入事由 (Entry reason)

別名:

受入方法 (Entry method)

定義:

博物館が資料または資料のコレクションまたは標本の管理を受け入れた理由。

例:

借入れ (loan)
研究 (study)
将来の取得 (possible acquisition)
調査 (enquiry)

備考:

資料受入の先頭へ


情報グループと情報カテゴリの概要、 または「ガイドライン」の次のセクション 資料名 へ移動


file: guideent.htm; author: CIDOC; updated June 1995