博物館資料情報のための CIDOC ガイドライン: 所在情報グループ


このページは 国際博物館会議 (ICOM) のドキュメンテーション委員会 (CIDOC) が開発した 「博物館資料情報のための国際ガイドライン: CIDOC 情報カテゴリ」 の一部です。 これは博物館コレクションに関する記録を展開する際に利用できる 情報カテゴリについての説明です。 「ガイドライン」における情報グループと情報カテゴリの概要については、 紹介リストをご覧下さい。


所在情報グループ (Location Information Group)

目的:

所在情報はセキュリティ、アカウンタビリティおよびアクセスを支援します。 所在情報がなければ博物館の基本的な責任、つまり管理人が資料がどこに あるかをつねに知り、必要なら物理的なアクセスを提供することができる、 という責任を満すことができません。

情報カテゴリ (Information categories):

現所在 (Current location)
現所在タイプ (Current location type)
現所在日付 (Current location date)
標準所在 (Normal location)

例:

現所在: 北ギャラリー、西壁面(North gallery, west wall)
現所在タイプ: 展示 (exhibit)
現所在日付: 1980-01-04
標準所在: 3号室3番棚5段 (room 3/bay1/rack5)

備考:


現所在 (Current location)

定義:

現在資料が物理的に置かれていることが知られている場所を識別する 単語またはコード。

例:

56番ギャラリー/ケース2/棚A (Gallery 56/Case 2/Shelf A)

備考:

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現所在タイプ (Current location type)

別名:

所在状態 (Location status)
所在説明 (Location description)

定義:

資料に割り当てられた現在の所在の性質。

例:

陳列 (display)
倉庫 (storage)
収蔵庫 (conservation studio)

備考:

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現所在日付 (Current location date)

定義:

資料が現所在へ移動した日付。

例s:

1994-03-15

備考:

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標準所在 (Normal location)

別名:

常設場所 (Permanent location)

定義:

資料が通常置かれる場所、および資料の現在の場所が違っていればそれが 戻される場所を識別する用語またはコード。

例:

15室/3番戸棚/2番棚/14番箱(Room 15/Cupboard 3/Shelf 2/Box 14)

備考:

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file: guideloc.htm; author: CIDOC; updated June 1995