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April 27, 2005

国立公文書館の Digital Archive

国立公文書館 | Digital Archive が運用開始してますね。デジタルギャラリーの Jpeg 2000 版は IE に plugin を入れないと見られないようですが、Jpeg 2000 で使う jpip プロトコルも使ってるようです。

投稿者 ryoji : 11:33 PM | コメント (2) | トラックバック

SKOS Core

SKOS Core Guideというのが出てますね。

SKOS Core provides a model for expressing the basic structure and content of concept schemes (thesauri, classification schemes, subject heading lists, taxonomies, terminologies, glossaries and other types of controlled vocabulary).

というわけで、統制語彙やシソーラスを RDF で表現するモデルです。しばらく前から出てたようですが、よく知りませんでした。主題標目とか分類語彙表とかは、やはり RDF 使うよなーと思ってたのですが、当然のようにやってたんですね。まだしっかり読みこんでないのですが、シンボルとかも扱えるようになってるんですね。これは、使えるかも。

ま、あまりシステム設計の早い段階で統制語彙を導入するのはよくないような気がしているので、実際使うとしたらまだ先だろうとは思いますが。

投稿者 ryoji : 10:55 PM | トラックバック

April 25, 2005

『岩波 日本美術の流れ』

『岩波 日本美術の流れ』のシリーズのうち、千野香織『10-13世紀の美術 ―王朝美の世界』を読んでます。良い本です。読みやすいし、よく参照される主要な作品については丁寧な解説があるし、小さめではあるけれど一応一通り図版がついてるし。分量も手頃だし。最低限の背景知識についても説明があるのもありがたいです。だから他の巻も欲しいのだけど、どうも一部は入手困難っぽい。出たの10年ちょっと前なんですが。ああぁ。でも中古とかでも探して買おうかな。安いし。

しかしこの著者の文章が読みやすいからって他の巻も全部読みやすいとは限らないからなー。立ち読みしてから買いたい…。

投稿者 ryoji : 12:57 AM | コメント (2) | トラックバック

野毛大道芸

野毛大道芸に行ってきました。といっても、出かけるのが遅くなってしまってあまりたっぷりは見られませんでした。それに範囲が広くて、うーん、これならもうちょっと事前に調べておけばよかった、とか反省。野毛本通り方面は人が多すぎてまともに見られそうにもなかったので、円形広場、ジャックモールあたりを中心に。

実は野毛大道芸は初めて行ったのですが、予想以上に面白かったです。上野公園でもよく大道芸やってるんですけど、やはり今回のようにお祭り的になってる時には客のテンションが違いますよね。来年も行こうっと。

投稿者 ryoji : 12:25 AM | トラックバック

April 18, 2005

XML と RDF

Stefano's Linotype ~ A No-nonsense Guide to Semantic Web Specs for XML People [Part II]XML vs. RDF で挙げられている4つの比較のうちの最後:

last, but not least, the XML model does not make the relationships between elements explicit and uniquely addressable.

ふむ。どうも「RDFを使わずに単なるXMLだけでもとりあえず表現できそうなモデルを、なんでわざわざRDFにするのか」という疑問が (RDF/XML構文ってめちゃくちゃ冗長な感じだし) なんとなくモヤモヤとあったのですが、多少すっきりしました。要素間の関係の意味を明示的かつ一意に表現すること、ツリーの形に依存しないこと、グローバルなリソースの識別を可能にすること、といったあたりでしょうか。

identification については次回といことらしいのですが、早く読みたいです。

投稿者 ryoji : 04:13 PM | コメント (2) | トラックバック

folksonomy と controlled vocaburaries

Many-to-Many: folksonomies controlled vocabulariesよりメモ。

Building, maintaining, and enforcing a controlled vocabulary is, relative to folksonomies, enormously expensive, both in the development time, and in the cost to the user, especailly the amateur user, in using the system.

投稿者 ryoji : 10:55 AM | コメント (3) | トラックバック

『グリーンバーグ批評選集』ほか

クレメント・グリーンバーグ『グリーンバーグ批評選集』(藤枝晃雄 編訳, 勁草書房) を買ってきました。もう出たとき買っとかないと! という感じで。いやー、知らなかったんですが、ロザリンド・クラウス『オリジナリティと反復』の邦訳も絶版なんですね。買っといてよかった(だからそうじゃないでしょ)。ちょっとネットで見てみて、目次とか出てなさそうなので、巻末の初出一覧から、収録論文のタイトルを。

で、これ目あてに本屋に行ったのですが、それより目下勉強しなくちゃならないのは日本美術だったりするので、そっち方面の本も買ってみました。正直日本美術史に関しては素人同然なので…(汗)。

谷村晃・原田平作・神林恒道 編『芸術学フォーラム5 日本の美術』勁草書房、1994、ISBN 4-326-84840-5
美術史家がどんなこと考えてるのかなー、と。

『うごくモノ 「美術品」の価値形成とは何か』 東京文化財研究所 編、2004、 ISBN4-582-20635-2
こちらは日本美術に限ってるわけじゃないですが、モノの移動と価値形成に関する研究集会の報告書。やけに面白そう。。


日高薫『日本美術のことば案内』
小学館、2002、ISBN4096815411
…すみません。いやちょっと、本当に恥ずかしいんですけど、こういうのが必要なくらい知らないんです。ていうか、ぶっちゃけ字さえ読めないことが多いんですよ…。

投稿者 ryoji : 02:23 AM | コメント (2) | トラックバック

April 16, 2005

ドラマ「恋におちたら」における緊急対応

ドラマに見る「緊急対応」に対する一般的イメージ - にぽたん研究所でフジテレビの「恋におちたら~僕の成功の秘密~」のレポート。

で、そのストリーミング配信のシステムを巡り「緊急対応」のシーンがあるのだが、これがものすごく面白かった。
あまりに面白くて、テレビの画面を携帯で撮影しまくってしまった…。
「あー、一般的なイメージってこんななのねー」みたいな。

僕はこのドラマは見てないのですが、笑えます。ラック! diff! そしてお決まりの赤い ERROR! …赤くてデカい字の「ERROR」って映画とかでもよく見るけど、一度でいいから見てみたいよなー。

投稿者 ryoji : 01:06 AM | コメント (2) | トラックバック

del.icio.us

先日からdel.icio.us を使ってるんですが、面白い。最初は単に自分のブックマークの延長、くらいにしか思わなかったんですが、inbox を使ってみると俄然面白くなりました。ソーシャルといっても別にコミュニティがあってみたいな感じじゃないのがあっさりしてるし。はてなブックマークも見てみたんですが、当然こちらはほとんどが日本語のリソースで、ちょっと狭い領域で勉強したり調べものしたりするには向かないかな、と。それに英語のリソースだと自分であちこち経回って調べるのは大変だけど、del.icio.us だとそれは他人がやってくれるという。自分が何も貢献してないような気がしますが、まぁそれはそれ。

サマリー書いたほうがいいのかなぁ?

投稿者 ryoji : 12:43 AM | コメント (2) | トラックバック

April 15, 2005

スケジューラ

paint/note での bloc についてのエントリより

理想は登録してある美術館やギャラリーのサイトの更新読取って、スケジュール部分を勝手にリスト化してくれるような形なんだけど、流石に無理か。

そうなんですよねー。RDFカレンダー -- iCalendarとRSSによるイベント情報の公開と活用 で書かれてるようなことを実際にやれると、本当に便利だと思うのですが。なんとかならんもんか。bloc に似たサービスで英語だと Upcoming.org とかあるけど、こっちは API が公開されてるので、その気になれば主催者側で登録を自動化(自サイト側でイヴェント情報を blog ライクなツールで処理してしてるとして、その更新時についでに Upcoming.org に POST するとか)することはできそうですが。でも RSS みたく置いといて誰かがそれを拾って aggregate するほうがいいよね。

投稿者 ryoji : 11:12 AM | コメント (4) | トラックバック

April 14, 2005

『ベルリンの至宝展』 @ 東京国立博物館

特別展『世界遺産・博物館島 ベルリンの至宝展―よみがえる美の聖域― 』の展示をようやく観ました(展示には直接関わってないので…)。ラファエロやレンブラントといった有名な画家の絵画作品ももちろん素晴しいのですが、一番印象に残ったのは古代エジプト美術。ベルリンのコレクションはアマルナ美術が有名なんだそうですが、僕は古代エジプト美術ってまともに実物を見る機会がこれまであまりなくて、図版で古代エジプト美術ってあー、あのあーいうやつね、くらいにしか思ってなかったのですが。すごいです。存在感が。どおーん。博物館で見るだけでこれほど迫力があるなら、現地はきっとものすごいに違いない。と思いました。

投稿者 ryoji : 11:40 PM | トラックバック

April 13, 2005

美術の本

Tigerlily美術の本の話題を読んでて、大学の新入生に勧める本って何だろう、といろいろ思い出してみて、比較的最近 (去年かな?) 読んだ、松井みどり『アート:“芸術”が終わった後の“アート”』(朝日出版社, 2002年 ; ISBN: 4255001324)がいいかな、と。

アート:“芸術”が終わった後の“アート”

わかりやすくてなんか知的な雰囲気、というのがいいです。しかもメチャ安い!専門用語はあるけど、それはちゃんと辞典で引けば、論理にはあんまり飛躍がない (これ重要) ので絶対話は追えるはず。80年代以降の美術と批評を日本語で概観できるという意味では貴重なのではないかと。硬派雑誌『武蔵野美術』も無くなったしね。「モダニズムのハード・コア」買っといてよかったよ (っていう話じゃないだろ)。ていうか自分が学生の時に読みたかった本。ホント。

あと本じゃないですが美術業界に関心のある人には岡部あおみ編のインタビュー・マガジン Culture Power をお勧めしたいです。自分が手伝ったりもしたので多少手前味噌になるかもしれませんが、面白いですよ。アーティストだけでなく、学芸員、ギャラリスト、メセナ担当者やコレクターのインタビューといった、広がりのあるインタビュー集です。インタビュー・サイトはTFJさんもいくつか挙げてますが、こういうのもありますよ、ということで。

投稿者 ryoji : 01:18 AM | コメント (2) | トラックバック

April 09, 2005

ネット上の日本の近代文学情報

先日買った『ユリイカ4月号 特集:ブログ作法』を読んでいたら、小谷野敦「ミクシィは『出会い系』か?」の中の一節に、

これは驚くべきことで、海外であれば、有名作家に関するウェブサイトは詳細なものがあるのが普通で、川端や芥川レヴェルの作家にそれがないというのは、日本の日本文学者の責任でもあろう。(p.121)

また、

(…)古典的な日本文学などというのは、ホットな話題にはなりにくいから、ネットは栄えない、かつ人文学そのものが衰退していて、インターネットの時代とか言われつつ、川端康成の公式ウェブサイトすらない (のは川端記念会の責任か?) のでは、悪循環に陥っている。頑張っているのは国文学研究資料館だが、要するに予算もなければ熱意のある人もいない、ということで、私が、どうもインターネット上の議論、というのに興味が湧かないのはそのせいかもしれない。(p.121)

とあって、「そうだよなー」とすんなり納得しかけたのですが、いやちょっとまて、小谷野氏自身も「日本文学者」の一人ではないのか?(この記事では「比較文学」ってなってるけど) と引っかかってしまいました。

みんなそうなんですよ。歴史系でもどっかで「ナントカ文書が電子化されて公開されましたね」と言う話にたいして「すごいですね。ところで、ホゲホゲ文書はいつになるんでしょうね?」という反応はあっても、「じゃあホゲホゲ文書は私がやりましょう」という人は全然いないのです。自分がやることだと思ってない。もし「日本の日本文学者の責任」が自分にもあると小谷野氏が感じているのならそれは立派なことで、たぶんおおかたの研究者は「自分以外の誰かの責任」 (たとえば川端記念会) としか感じておられないのではないだろーか。ここで言われているように予算もなければ熱意のある人もいなくて、その分野の研究者も「誰かやってくれれば使うけど、自分はやりたくない」という状態なのです。

もう一つ、これは多分に僕の妄想かもしれないのですが、人文系の、特に芸術系の研究者の中には、自分の研究は世の中の役に立たないと思ってる人が結構いて、しかもことによるとその「役に立たない」事をやるのが何か高尚なことだと思ってる様子さえ感じられることがあるのですよ。で、そうだとしたら研究によって何かしら世間に contribute するという意識自体がもうハナからあんまりないってことになるわけで。そのうえ人文系の人には「無ければ自分でつくる」という感覚を持ちあわせてる人も少なくて。

そういう人達が「ネット上での議論に興味が持てない」のは当然で、それは「その分野の人が貢献してないから」だよな、と。

でも学者と違うところで、青空文庫のような素晴しい活動もあるので、希望はあるんですけどね。

投稿者 ryoji : 12:41 PM | トラックバック

April 05, 2005

ユリイカ4月号 特集:ブログ作法

tfjさんが紹介されてるとか、なんか話題なので普段買わないくせに買ってみた。

『ユリイカ』2005年4月号特集*ブログ作法


ブログっていうか、はてな作法? という気もしなくもないけど。でも座談会の昔話はやっぱりニフとかのパソ通なのですね…。僕はパソ通しらないからなー。フォーラムとか? じゃなくて、fjからだから…。なんかネット昔話といえばデフォルトはパソ通、という雰囲気を感じることがよくあるんですが、ちょっと寂しいです。まあそれはそれとして、似たようなこと繰り返してるよね、という話には共感。

投稿者 ryoji : 01:50 AM | コメント (4) | トラックバック

April 03, 2005

perdurant派とendurant派

CIDOC CRM SIG の ML で martin さんが[crm-sig] Have endurance!を投稿。日本語で何か言いかたがあるのかしらないけど、つづくメールで N. Crofts さんが

Briefly put, endurance is the "common-sense" view that the identity of an object remains fundamentally unchanged over time, whereas the perdurance view is that persistant identity is an illusion created by summing together a succession of temporal instants - existance is like a series of frames from a moving film. (I suppose that one could trace this debate back to Herclates originally.)

といってるように、存在物の永続性についての2つの見方ですね。モノの identity は永続的で変わらないのか、あるいは永続性は幻想にすぎないのか、っていう。博物館情報的にはアレですな、ミイラをヒトあつかいすんのかモノあつかいすんのかっていう。そりゃもうモノあつかいでいいと思うんですけどね。ツタンカーメンのミイラは、かつてツタンカーメンという人だったんだけど、今はミイラでもあると(変質した)。ヒトとしては名前とか出生地とか生没年とかあるわけで、モノとしては展示歴とか収蔵場所とかの情報、ひょっとしたら評価額なんて情報もあるのかもしれない。そのミイラはツタンカーメンそのものなのか? 死体は人なのか? ミイラの材料がツタンカーメンという人の肉体だったと考えるのか? とかね。あんまり抽象度上げたままで考えてると、使えるものが作れなくなってしまいます。だから適当に切りあげて実用上困らない程度で手をうつのがいいと思います。ちなみに CIDOC CRM ではいちおう変質があつかえる格好にはなってます。

投稿者 ryoji : 02:16 AM | コメント (2) | トラックバック