December 15, 2007

奈良見物

ちょっと前の話になってしまうのですが、先月末に遺跡GIS研究会@奈良文化財研究所で口頭発表をしてきました。で、そのついでに奈良見物を。実は今回が初めてという…いいのかそんなことで…。ともかく、どこに行ったか忘れそうなので、メモだけ。

拝観・見学したのは、奈良国立博物館、興福寺、東大寺、法隆寺、中宮寺、薬師寺、唐招提寺、新薬師寺、春日大社。わりと急いでまわったのですが、やはりなんだか修学旅行みたいなコースではありますな。

以前京都に行ったときの印象と比べると、やはり奈良はずいぶんのどかというか、京都のような都会ではないのだなぁと。しかしお寺や仏様については、個人的には奈良のもののほうが好みのものが多いですね。どこも大変興味深かったのですが、特に法隆寺がとても気持ちのいい、すがすがしい場所だったので印象深いです。ホント、気持ちいいところでした。釈迦三尊もさすがに良かったですし、何といっても百済観音が本当に素晴しかった。まさに衝撃でした。こりゃあ有名にもなろうってもんです。

ちょっと交通の便が悪いところは全然行けなかったので、是非またゆっくり行きたいですね。

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May 06, 2007

ロシア・グルジア料理の Cafe RUSSIA

昨日、吉祥寺にある Cafe RUSSIA で夕食をとりました。パルコの前のコンビニが入ってるビルの地下、というすごく目立たない場所なんですが、妻の「うまいものアンテナ」に引っかかりまして。ふらっと。

おいしかったですよー。前菜の「毛皮のコートを着たニシン」も美味しいし、あと「ハチャプリ」という、チーズ入りパンみたいな独特のグルジアのピザ(?)が素晴しくうまかった。鶏肉料理もよかったし…。ボルシチもあっさりと食べやすかったし、さらに、もうそろそろおなか一杯になってきたなー、まだ食べれるかなーという所で最後に出てきたビーフ・ストロガノフも、意外なくらいさらっとたいらげてしまえる美味しさ。ロシア料理って、なんかこうもったりしたイメージがあったんですが、ここのはとても洗練されていて、ボリュームがあるのにさらりと食べられるって感じでした。

まだ開店2ヶ月くらいしか経ってないそうで、店員さんに「今日はたまたまですか?」とか「なんでまたロシア料理を?」とか(笑)訊かれてしまいましたが…。どうも、ほとんど口コミで来る客ばかりらしいんですよね。「最初に勇気ある人がいて、そこからちょっとずつ広がってる感じですね」と言ってました。うん、確かに人に紹介したくなりますよ、ここ。時々行きたいので、繁盛してほしいです。というわけでオススメです。

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November 27, 2006

Philippe Decouflé, "SOLO" @ 天王洲 銀河劇場

Philippe Decouflé, "SOLO" @ 天王洲 銀河劇場を観てきました。久々にコンテンポラリー・ダンスを観たなぁ。Philippe Ducouflé は1992年のアルベールビル・オリンピックの開会式・閉会式の演出を手がけたことで知られる振付家。って、観るのは初めてですし、全然よく知らなかったんですが。

今回の "SOLO" は初演から3年目になるそうですが、自作自演のソロの舞台。舞台の上のスクリーンと照明とビデオカメラを組み合わせて、ビデオのフィードバックを利用しながら、自分自身の影・像(イメージ)と戯れるように、不思議でユーモラスな舞台を見せてくれました(Decouflé の公式サイトの La Galerie の De videos に "SOLO" のプロモーションビデオがあります)。ソロの舞台ながら、リアルタイムでスクリーンに写されるダンサー自身の像と共演しているかのようなダンスで、とっても楽しめました。ビデオのフィードバックを使って何かするのって、最近ではもうあんまり見ないような気がしますが、こんなにも単純な仕掛けでも、こんなに豊かな表現ができるんですねー。プロジェクションと照明を使ってスクリーンを単純に分割しただけでも、そこに室内のような空間が現われたりして、面白かったですよ。音楽も、演奏しつつその音をサンプリングして重ねていったりと、ダンスと映像が重なっていくのに合わせてあって興味深いものでした。舞台で映像が使われることって、それなりに多いように思いますが、これだけ素直に入ってくるのは珍しいんじゃないかな、と思います。

全体に、なんかあんまり理屈っぽくないというか、素直というか。観客の楽しませ方もどこか大道芸的というような感じがしました。サーカスとかアクロバットの経験があるからなのかしらん。まあともかく、とても満足できた舞台でした。

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July 28, 2006

ごぶさたしてますが

ちゃんと生きて働いてます。あんまり何も書かないでいると忘れられそうだし自分もブログがあるの忘れそうなので、暑中お見舞い申し上げます、とあいさつだけ。

いろいろ書きたいこと書かないといけないこと、あるんですが、ちょっと集中できなくて。近いうちにまた。

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June 08, 2006

池田亮司 "C4I + datamatics [prototype]" @ 東京国際フォーラム

池田亮司のコンサート "C4I + datamatics [prototype]" @ 東京国際フォーラムに昨日行ってきました。コンサート、というか実質はビデオ・ショーなのでしたが。なんかああいうかしこまった感じのホールでっていうのは何となく違和感があるような。ともあれ、うーん、自分にはピンとこなかったです…。もっとこう、カラダに来るものを期待してたせいでしょうか。

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May 29, 2006

ぞっとする

映画『ナイロビの蜂』 - "The Constant Gardener," Fernando Meirelles(dir.), 2005, UK.(imdb) を観たんですが。ええと、映画は結構よかったです。ラブストーリーと社会派サスペンスが緊密に組みあわされた、痛ましくも美しい物語が印象的でした。ケニアの風景にも心を魅かれるものがあります。音楽もよかったし。お涙頂戴的なところもあるかもしれませんが、品良く作ってあるので気になりません。Fernando Meirelles の他の作品は観てないので、City of God (2002) とかは観てみたいですね。あ、ところで物語で告発される製薬会社などによる国際的な不正義というのは、実際にもある模様。むう。

で、ぞっとしたのは別の話。恥ずかしい話ですが。映画の舞台がケニアだったんで、そういや最近 TFJ さんとこでアフリカネタの発言があったなーと思い読み返したんです。

あと、1996-1997 の First Congo War とそれに続く 1998-2003 の Second Congo War (周辺諸国を巻き込み第二次世界大戦後の戦争で最悪となる400万人近い犠牲者を出したことから「アフリカ大戦 (Africa's World War, Great War of Africa)」と悪名高い) についてもどうぞ。 アフリカ大戦はルワンダ大虐殺 (Rwandan Genocide) の延長という面もあるし、甚大な犠牲者を出していることからしても、もっと知られていいように思いますが……。

ん? 400万人? なにそのよくわかんない大きな数字? とぎょっとしたわけです。ルワンダの大虐殺に関連してコンゴで紛争があったことは知ってたんですが、そんなにヒドかったとは全然知りませんでした。ていうか、ルワンダ大虐殺の周辺の話題みたいな扱いでしか聞いたことがなかったんですよ。それだって、虐殺が起きてた当時は全然知らなかったわけですが。いやでもこのアフリカ大戦、なんでそんな大規模で、すさまじい犠牲が出てるのに、なんで僕は全然知りもしなかったんだろう。1998-2003 ってついこないだじゃんか。1999年にコソボ空爆があって。2001年に 9.11 テロがあって、アフガニスタンとイラクで。そういう時期ですよね。9.11 で 3,000 人の犠牲者が出て、たくさんの人達が「あの日を境に世界が変わった」って言ってた。コンゴ周辺では、その前後の5年間で400万人に近い死者。でもほとんど誰も話題にすらしなかった。犠牲者の数を比べてどうしようってわけじゃ全然ないですよ。だけど僕は、アフリカでそんな重大な危機が起きてたことに、気がつきさえしなかった。なんてこと。第二次大戦後に起きた最悪の戦争なのに、気がつかないなんてどういうこと? ルワンダ大虐殺だって、世間で話題になるようになったのは起きて数年経ってからだったと思いますが…。たとえばダルフールだって、テレビで扱われてるのは見たことないし (やってるのかもしれませんが、ごく稀ですよね…)。週刊誌やテレビで取り上げてるようなニュースやゴシップは嫌でも目に入るのに。うぅ、気持ち悪い。頭がくらくらする。

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May 16, 2006

中国雑技

TFJ's Sidewalk Cafe に中国雑技の話が。

芸能としての個々の演技については古代にまで遡ることができるけれども、 雑技という枠組で演じられるようになったのは やっぱり中華人民共和国成立後なんだなぁ、と。
TFJ's Sidewalk Cafe: Conversation Room

なんか雑技団のウェブサイトとか見ても「中国四千年の歴史」とかテキトーなコトしか書いてなくて呆れてたのですが、ちゃんとした研究書もあるんですね。高いけど…。でも、なんとなく回教徒方面から来てたりしないのかなー、という予想は外れてましたね (そういう人達もいたかもしれませんが)。そういや隋・唐代の芸能って伎楽なんかとも結構関係あるのかなー。伎楽面なんか、かなりエキゾチックな顔の人達がいますよね。

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May 05, 2006

種まき

NHK『趣味の園芸』の再放送をたまたま見てしまい、そうだ今年もそろそろやらねば! ということで。すでに家の周りの 生物多様性を破壊 雑草を抜いておいたので、種を購入。越冬して恐しく生長してしまったルッコラも引きぬき、掘りかえして種まきです。レタス、サラダ菜、ルッコラをまぜこぜにしてまいたものと、小松菜をプランターに。2週間もすればサラダが食えるでしょう。

ところで、やらないけれども何故か憧れる趣味、というものに釣りがあります。釣りなんてほとんどしたことないんだけど「趣味が釣り」ってなんかイケてるなー、と思ってるんですが、実際にはやらないし、やりたいとも思わない (この感覚伝わるかなぁ?)。たぶん気が短かいので待ってられないんじゃないかなーとか。一方園芸なんて全然イケてる趣味と思えないですが、どう見てもこっちのほうが向いてます。やっぱ農民なのかオレ。園芸だって気が長くないと、と思われるかもしれませんが、作業中は待ち時間というのが基本的にないんですよね。手を動かすときにパーっとやって、あと放置。現場で待ってる必要はないです。釣りのようなハンティングに類するものは、じっと獲物を待ちかまえないといけないわけですよね。で、それができない。そういや学生のころに農家でバイトしたことがあるんですが、田植の時期なんてものすごい忙しくて仰天しましたよ。苗持って走るんだもの。

んー、まあ別になんでもいいや。はやく食べたいなー。

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April 11, 2006

Garry Kasparov インタビュー

週末なんとなくかけっぱなしにしてた BBC Radio から Garry Kasparov へのインタビューが流れてました。Garry Kasparov は皆さん (て誰?) ご存知の、あの史上最年少で世界チャンピオンになったチェスプレイヤーです。チェスのことはあまり知らない僕にとっては、むしろ Deep Blue と勝負した漢 (おとこ) として印象に残っています。

現在はチェスを引退して執筆と政治活動をメインにしているようです。インタビューの中ではユダヤ系のロシア人という自己のアイデンティティなんかについても語っていて興味深かったです。あとなんか、ネット対戦のチェスを Anonymous でやることがあるらしくて (センスを失わないため、と言ってました)、「負けたりする?」との問いに「もちろん、負けることもある」と答えてたのが妙に可笑しかったです。

うー、もっと英語をちゃんと聞きとれれば…。文字で読みたいです…。

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April 08, 2006

ルッコラの花

ルッコラの花

去年植えて、夏中食べまくったんですが、その後放置してたら見事に越冬しまして。そんですっかりとうが立って花が咲いてます。今年も植えよう。

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March 31, 2006

言う・聞く

Engadget Japanese にメガフォン・ヘルメットが。ヨシタケくんの Good Ear とペアで是非。

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March 29, 2006

アート系学生に Linux

japan.linux.com にアートの学生にGNU/Linuxをという記事が。僕は1999年から4年間、東京芸術大学の先端芸術表現科で非常勤助手・非常勤講師をやってたのですが、ここでは最初から GNU/Linux を学生に使わせてました。藤幡先生の意向で。Windows とデュアルブートにして、プロプライエタリなソフトも平行して学ぶようなカリキュラムになってました。FVWM に Emacs に メールは Mew で、tcsh でファイル操作。Gimp はなんとか使えてたけど、ベクターグラフィックスはまともなソフトがなかったなぁ。少なくとも日本語では、デザインの仕事ができるような状況では全然なかったです。うーむ、今考えるとかなり過酷かも…。その頃のニュースレター (pdf) で様子が伺えるかと。

でもでも、レンダリングツールは皆楽しんでましたよ。VORT はシーンファイルからコマンドラインでレンダリングするツールなんですが、これでシェルスクリプトを使ってちょっとずつ違うシーンファイルを作ってアニメーションさせるっていうのやったんですよ。これはよかった。プログラミングはムツカシクても、動くと楽しい。ちょっと出来る学生には、三角関数とか再帰とかを教えて使わせたりしました。

学生たちは大変そうでしたけど、Windows や (当時の) Mac では隠れてしまってるコンピュータの様子を知る機会にはなってたと思います。ネットだってブラウザとメールだけじゃなく、telnet はもちろん ping やら traceroute やら rwho やらやったことで、なんつーかこう、ネットワークの感触みたいなものを感じてもらえたと思いますし。コンピュータそのものの使い方だけじゃなく、ついでにフリーソフトウェアの文化を教えたりできたのも実はかなり大きいんじゃないかと。今やるとまた違うのかなー。

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March 17, 2006

高田くんインタビュー

Tokyo Source: 018 高田洋三(写真家)前半

119の話とかしてる(笑)。ご活躍の様子でなによりです。前回の展覧会また行けませんでした…。

via 119日記

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March 05, 2006

画像ミュージアム研究会

金曜日に、第4回画像ミュージアム研究会というところで発表してきました。発表する機会が多いのはありがたい限りなのですが、どうしても似た話が多くなってしまいます…。

とりあえず、記録ということでメモ。

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February 27, 2006

ねこピアノ

ねこピアノってすごいなこれ。しかもアタナシウス・キルヒャーの本に出てるんだそうな。キルヒャーといえば、 僕らのあたり (どのあたり?) では『光と影の大いなる術』でマジック・ランタンの図説を載せてることで知られてますが、なんかすげー手広く研究してた人なんですね。しかしネコかよ。

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January 30, 2006

情報源

最近、BBC のサイトをチェックしたり、UNHCR のサイトの RSS を subscribe したりということを意識的にしているのですが、特にアフリカとか日本であまりニュースが伝わってこないところのことにできるだけ意識が向くようにしようと思ってて、でもなかなか英語を読むのも時間がかかって思うように読めてないのですが、僕は新聞をとるということをほとんどしたことがない (半年くらいとったことがあったけど) んですけど、だから10年くらい前だと世間についての情報源はもうテレビしかなくて、そういう状態を思い出しながら、今自分が使える情報源がテレビしかなかったとしたら、間違いなく今テレビで沢山放送されているニュースが世間で起きている一番重要な出来事なんだとアッサリ思い込んでしまうに違いないよなー、などと思いつつ、それはすごく恐ろしいことだ、とんでもない怖いことだ、とりあえずネットが使えて本当に良かった、という感想を持つのでした。特にこの数日間のテレビを見てると。

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January 28, 2006

徳島

昨日金曜日は、第53回デジタル・ドキュメント研究会というのに参加させてもらい、徳島に行ってきました。普段会っているような美術館・博物館の人達じゃなくて、完全にIT系の人達とお話しすることができて、とても勉強になりましたし、新鮮でした。空港から会場のジャストシステム本社 (徳島が本社とは知りませんでした) 周辺まではすごーく田舎で、これが徳島かーと思いこんでしまうところでしたが、徳島駅周辺はちゃんと街でした (をい) 。

しかし阿波おどりがものすごいアピールされてますね。あちこちに銅像とかあります。ポストの上にも。

徳島のポスト

で、今日はのんびり起きてから文化の森総合公園へ。近代美術館、図書館、博物館、文書館そして21世紀館が集まった複合施設です。

徳島県文化の森総合公園

えっと、21世紀館というのは特別な何かがあるわけではなかったです。PCの置かれた学習スペースと、展示スペース。博物館は自然系も人文系も、盛り沢山でした。出口付近に担当分野の学芸員の方の名前が一覧で出ていて「気がるに訊いて下さい」となってのが素敵でした。15人もいるし。美術館は常設を拝見。文書館は時間が足りず、見られませんでした。

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January 09, 2006

信長だけど?

東京ガスのTV-CM「ピピッとコンロ・信長」篇が最近のお気に入り。「信長だけど? 今何年? やったー、未来じゃーん」軽すぎで素敵です(西暦ですぐ通じるのかよ、というツッコミはナシで)。コンロでお湯を沸かしてる向こうに微妙に両親と覚しき人影が見えるところとか、細かくて好き。

しかし利休は出てこないほうがいいんじゃないかなー。「利休呼んでいい?」「利休?」で終わってもいいし、「呼んだ?」で声だけ聞こえて終わってもよかったのでは。まぁ、単なる好みですが。

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January 03, 2006

謹賀新年

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

年末年始は郷里の山口県山陽小野田市に帰っていました。小野田市だったんですが、市町村合併で知らぬ間に山陽小野田市になってました。そしてますます静かな町になってましたよ…。ワンマン電車のローカル線ももの寂しいです。

小野田駅 小野田駅

東京に帰る前に、山口市に寄ってきました。山口駅から少し歩いたところに、カフェ・フランクという気持ちのいいカフェがあります。山口市に行くときにはほぼ毎回ここでお茶飲んでるんですが、今回は昼食にドライカレーを。それから、クリエイティブスペース・赤れんがという、旧図書館書庫をリフォームした建物を見物に。

カフェ フランク クリエイティブスペース 赤れんが

それから、旧県会議事堂と旧県庁舎を。重要文化財だそうです。

山口県 旧議会議事堂 旧山口県庁舎

山口駅周辺は、人手が多いというわけではありませんでしたが、町としての活気が感じられました。人は少ないかもしれないけど決して寂れてはいません。うーん、周囲の市街で商店街がどんどんシャッター街化してる中で、何が違うんだろうなぁ。

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December 29, 2005

仕事納め

昨日が仕事納めでした。

ちょうど、公開のサイトを再開して weblog ツールを導入したのも1年前。早いなぁ。東京国立博物館での仕事もちょうど1年ということになります。うー早い。今は招聘型任期付研究員ということで3年の任期で働いてるので、もう1/3が過ぎたことになります。まぁ、一応は成果を外部に出したりしましたし、学会などでもお話しする機会も今までより格段に多い1年ではありました。あとなんか名刺がすぐなくなる! しかし、うーん、なんというか、プレッシャーが大きくなりつつあるような…。もうちょっと気を楽にして過ごしたいものです。

博物館・美術館の情報公開とか情報共有について、自分には割にはっきりしたイメージがあるんですが、そういうイメージを人に伝えるのが案外難しいといなぁ、という実感をこの1年で持ちました。それぞれの人が思い描いてるのと、やっぱりちょっとずつズレているわけで、それは当たり前なんですが、何もイメージを持ってない人に話すよりズレたイメージを持っている人に話すほうが伝わりにくいような気がします。

特に最近感じるのは、図書館方面の人と微妙に話が通じづらい、ということ。図書館情報学はすごくしっかりしたバックグラウンドがあって、歴史もあって、独立した学科もあちこちの大学にあります。だけど図書館の人達は、図書館での情報共有とかのイメージをすごく強くもっているので、博物館・美術館でも同じような感じで情報共有やなんかをやるものなんだろうと (無意識的にであれ) 思っているのではないかなぁ、と話をしていて感じることがあります。場合によっては、図書館のやり方は「正しく」て、博物館でもそうする「べき」と思ってらっしゃるのでは? という印象を受けることも。例えば図書館の目録規則は、規則に従えば誰が書いても同じ目録がとれるということになってますが、博物館・美術館ではそれはまず目標にできないし、個人的には目標設定としても正しくないと思っています。えーと、この辺の話はまたいずれちゃんと考えようと思います。

いろんな研究会やら勉強会やらに参加して、懇親会なんかにも顔を出して、いろんな方々と話す機会が増えたのもよかったですね。まぁ、必ずしも元気が出るような会ばかりではないですが。いやなんか、ともすると「だから日本の美術館はダメ」とか「日本の学芸員はダメ」とかいうウラミ節になることが多くて、そういう話にはほとほと倦んできてしまって…。そんなこと言っててもしょうがないのにね。「ああしなければならない」「こうするべきだ」ということを言う人は多いのですが、それを実現するために「こうすればいいのでは?」と言えるようになりたいし、そういう人が増えてくれるといいなーと思います。そんでそれに対して「いやそれはこうだからダメだ」じゃなくて「さらにこうすればより良いのでは」と言える人が増えてほしい。自分も含めて。うん。前向きに、前向きに。

あれーなんかちょっと暗いめ? でもちゃんと、すごく充実した1年でしたよ。自分の専門の研究にかなり専念できましたし。同僚の人達からは、ものすごく色んなことを教えてもらってるし。これまでちゃんとできてなかった勉強もしてるし。コードだってもりもり書いてるし。

この1年は僕にとって blog の1年でもあったわけですが。ネットを通じて知りあった人達とまた交流できて嬉しいです。新たに知り合うことができた人もいてスバラシイです。あと自分が自作スクリプトで掲示板をやってたころとは、格段に環境が違っていて、いやほんと便利になったなー、なんてオッサンぽく思ってみたりします。こんな経験ができることに感謝です。

別に今年のまとめというわけでもないですが、休みの日らしく書きちらしてみました。

投稿者 ryoji : 09:48 PM | トラックバック

天然記念物は文化財

教わって驚いたこと。天然記念物って、文化財保護法で保護されてるんですって。知らんかったよ。文化財保護法の対象って人工物と無形文化財だけだとばっかり思ってました。まぁ、史跡・名勝はわかりますが、天然記念物が記念物という枠で史跡・名勝と一緒とは。それに天然記念物って、活断層のようなものも含まれるんですね。へぇー。その文脈では、オオサンショウウオも文化財ということかー。

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December 28, 2005

大阪

大阪に行ってきたので、ついでに観光してきました。

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まず万博記念公園で「太陽の塔は思ってたよりずっとデカい」と認識を新たにしつつ、国立民族学博物館へ。昼食もレストラン「みんぱく」で。常設展でしたが、ものすごい数の展示品で、ちょっとくたびれました。

南天苑

その日の宿は、ちょっと大阪から離れて天見温泉の南天苑へ。ここは、東京駅で知られる辰野金吾の設計によるものだそうで、もともと堺にあったものを昭和初期に移築したものだそうです。登録文化財。まあ、案外普通に昔風の温泉旅館という感じでしたが、のんびりできました。しし鍋もうまかったし。

住吉大社

翌日はまず住吉大社へ。明るい神社です。住吉社独特の様式も面白い。

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で、海遊館。たまたまですが、館の外の通りに仮設の柵が設けてあって、すぐそばでオウサマペンギンを見ることができました。すごーいラッキー!近くで見るとやっぱ鳥だー、とか。意外と目がおっきくてキレイ、とか。もちろん最大の魚類、ジンベイザメも堪能しました。

遊びすぎで、帰ったときにはもうぐったりでした。

投稿者 ryoji : 12:20 AM | トラックバック

December 21, 2005

IFLA Art Libraries Section の CFP

IFLA の来年のソウル大会にあたって、Art Libraries Section からもCall for Conference Papers IFLA/WLIC Seoul, Korea, 2006が出ています。プロポーザルの締切が1月20日って、うーむ、近いですね…。誰か日本から出さないかしらん。

投稿者 ryoji : 12:25 AM | トラックバック

December 11, 2005

Venta Luftwäscher

"Wasser ist der Filter" (水がフィルターです) というのがキャッチコピーの、Venta 空気清浄器付き気化式加湿器がウチに導入されました。

Venta Luftwäscher

見た目がかわいいです。フィルターがないのでメンテナンスが楽というのがいいですね。内部にカルシウムが付着したり雑菌が繁殖したりしないようにする専用の薬液を入れかえながら使う必要があるので、それだけがちょっと面倒かもしれませんが。さっそくセットアップ♪と思って水を入れるために開けてみたら、すげー単純な構造でびっくりしました。これなら頑丈そう。

製品本体ではないですが、さすがドイツ製品、と関心したのは梱包材が非常に分別しやすかったこと。アメリカの製品なんかだと、ダンボールがばんばんホチキスどめされてたり、発泡スチロールがダンボールに接着剤で貼りつけられたりしてて、かなりイヤな感じです。今回は、ダンボールには一つのホチキスもなく、材料が違う梱包材どうしが接着されてるなんてこともありませんでした。みんなこうなってると楽だなー。

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December 04, 2005

Google で引掛った pdf が怖い件について

PDF が引っ掛ると、同じ字がたくさんにならんでたりして、怖いです。響いてます。

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何食う人ぞ

「食を旅する -世界の食文化ー」という図書リストを発見。『とんかつの誕生―明治洋食事始め』とか『コーヒーが廻り世界史が廻る―近代市民社会の黒い血液』とかを楽しく読んだのですが、食べ物の本は次に何読もうかな、と思ってたので、嬉しい。

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November 24, 2005

チュニジアの言論統制に対する IFLA の抗議

少し前になりますが、今月18日付で、IFLA(国際図書館連盟)が "IFLA protests crack down of intellectual freedom in Tunisia" という声明を出していますね。ちょうど世界情報社会サミット (WSIS) の最終日です。今回の WSIS はチュニジアで行われていたわけですが、その開催国では表現の自由と情報への自由なアクセスが制限されているという…。IFLA の情報へのアクセスと表現の自由に関する委員会 (FAIFE) が9月23日に "IFLA/FAIFE Report on IFEX-TMG Mission to Tunis" というレポートを出しています。まだちゃんと読んでないですが、カレントアウェアネス-E 第68号によると、

他方で,チュニジアでは,納本された出版物について内務省が承認しなければ流通させることができない。レポートによれば,これが事実上の検閲制度となっており,年間1,400冊程しか新刊書は出版されておらず,それも子ども向けか復刻版が多く,大人向けの本は200~300冊程度であるという。

ふむー。全然知りませんでしたよ…。しかし IFLA のような図書館のアソシエーションがこういう声明を出すというのは、すごいよなーと素直に関心してしまいます。

投稿者 ryoji : 11:08 PM | トラックバック

November 05, 2005

図譜萌え

特別展「ジョン・グールドの鳥類図譜」 @ 玉川大学教育博物館は清子内親王出版記念とのことらしいですが、よさげな図譜。19世紀のリトグラフかぁ。しかしは…ちょっと手が出ませんね。

via Beltorchicca

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October 25, 2005

近所の駅で

車掌が駆け込み乗車してました。あわてて笛吹いてた。いいのか?

投稿者 ryoji : 02:05 AM | トラックバック

いながらにして世界の名画は見られません

自分の仕事を人に言うときは「博物館で収蔵品のデータベースを研究してます」みたいに言うのですが、なんか微妙です。データベースを作るのって研究なの? 単なる作業とちがうの? と思われがちというのもあるんですが、それより「ああ、するとデジタル・アーカイヴとかそういうアレですか」という反応がなんだか困惑します。

自分ではあまり言わないようにしてるんです。「デジタル・アーカイヴ」という言葉。いや本当は単に好みの問題なのかもしれませんが、どうもですね、「芸術品をデジタル化してインターネットでヴァーチャルに鑑賞、書斎にいながらにして世界の名画が見られる夢のマルチメディア」みたいな、いやまぁこれはいくらなんでも戯画化しすぎでしょうけど、そういう匂いがしてそうで。それでそういう匂いがちょっとでもすると、もう反射的に拒絶反応おこす人がたくさんいるんです。「私はアナログ人間ですから、何でもコンピュータがいいとは思えません」みたいなコトを言われたりします。そういうのが激しくもどかしい。

他の人のことは知りませんが、僕は遠隔鑑賞にはほとんど興味ないです。高精細画像とかも、まあ工学の人ががんばってくれればいいです。電子化された画像や3次元スキャンを使わなければできないことは確かにありますが、それは現物を見るかわりに使うわけじゃないですよね。普通にそう思ってますよ僕だって。なのに、うっかりすると「高精細デジタルなんとか」とかそういうのの信奉者みたいに思われそうになる。いやだあ。

いったい誰のせいで…とか追求したくなりますが、やめといたほうがいいような予感がします。

できのいい索引が欲しいだけなんですけどねぇ…。いい索引を使うと、知識を組織化するやり方って違ってくるハズと思ってるので。

投稿者 ryoji : 01:24 AM | コメント (4) | トラックバック

September 21, 2005

先日喫茶店で

隣りに座った男性2人のうち一方が、

「じゃあ俺オニギリ……じゃなくてニルギリ」

と素で言い間違いしてました。笑いをこらえるのが大変でした。声に出して笑っちゃってもよかったかも、と後で思いました。

投稿者 ryoji : 11:57 PM | コメント (1) | トラックバック

August 22, 2005

新宿南口




位置情報つきの画像でちょっと遊んでます。

投稿者 ryoji : 05:54 PM | トラックバック

August 14, 2005

さらば PHS

携帯電話への移行が以前から懸案だったのですが、ついに携帯電話に変えました。これまで 5 年ほど使ってた PHS はさすがにボロボロです。

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よくもったなぁ。おつかれさま。

投稿者 ryoji : 11:58 PM | コメント (1) | トラックバック

August 07, 2005

真夏のぐったり動物園

なぜだか急に動物園に行きたくなってしまい、近所の井の頭自然文化園へ。 しかしあまりの暑さに動物たちも全体的にぐんにゃりしていて、覇気がありません。

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でも動物をのんびり眺めるなんて久しぶりだったので、よしとします。アジアゾウのはな子さんもいたし。分館というのが井の頭公園に接してるんですが、そちらには鳥がいろいろいて、「オシドリ1000羽計画」を進めているとのこと。公園に放したオシドリが動物園に帰ってきてたりすることがあるらしく、「オリから出ているオシドリを見つけても、それは公園にいるやつが帰ってきてるだけだから心配しないように」みたいな注意書きも。すごい平和な気持になりました。

投稿者 ryoji : 10:38 PM | トラックバック

July 30, 2005

意味がわかりづらい説明

今日のYahoo!天気情報 - 東京(東京)の洗濯指数を見ていたら、7/30 が「乾きは遅いけどじっくり干そう - 指数:60」で、7/31 が「残念! 厚手のものは乾きにくい - 指数:70」となっていたんですが、この説明でどっちが洗濯に適しているかわかります? 僕はわからなかったので、60 とか 70 とかいう数字で判別できるんだろう、と思って下の「洗濯指数凡例」を見たのですが、シャツの数との対応が出てるだけで、数字の意味は直接説明されていません。

ここまでで、シャツの数が多いので数字が大きい方が洗濯に向いているのであろう、という予測はできます。しかし先の 70 の「残念! 厚手のものは乾きにくい」という説明をもう一度みると、これは「乾きにくい」ので「残念!」といっている。ネガティヴ。一方 60 は「遅い」んだけれども「干そう」だ。ポジティヴ。

ほかで調べてみると、やはり数字が大きいほうが洗濯に向いているということみたい。とすると、僕が迷ったのは本来よりポジティヴであるべき 70 の説明が 60 の説明よりネガティヴに読めてしまったところに問題があったわけだ。改善してくんないかなぁ。

なんか全体的に以前よりインターフェースが使いづらくなってるような気のする Yahoo! ですが…。

投稿者 ryoji : 11:45 AM | トラックバック

July 17, 2005

バジル


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植えたバジルが相当ボサボサになってます。すでに何度かバジルペーストを作ったりもしたんですが、ぜんぜん減りません。というわけで写真をとってみました。ていうか flickr を使ってみたかっただけなんですが。

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July 10, 2005

授業終了

前の職場である武蔵野美術大学 芸術文化学科には、引き続き非常勤講師としてお世話になっていたのですが、金曜日に前期の授業が終了しました。僕の担当してる授業「メディアと情報」は前期のみなので、これでしばらく大学のほうはお休みです。金曜は本業を休んでその分土曜に出勤してたので結構キツかったのですが、授業をやると必然的に自分も勉強をするのでいい機会になってたと思います。

授業では出席票をちょっと大きめのものを使っていて、感想や疑問を書いてもらってたのですが、読んでるといろいろと思うところがあります。ときどきハッとさせられるものがあるというか。

こないだの最後の回に美術情報、収蔵品の情報管理といった話をしたんですが、僕は「少なくとも日本においてはコレコレといった問題がある」といったことを言ったんですね。すると「なぜ欧米は進んでいるのに日本は遅れているのでしょうか」というようなことを複数の学生が書いてくる。「あっ」と思ったのです。僕は「欧米が進んでいる」なんて一言も言ってないはずなのです (「欧米」の中でかなり差があるので、そんな言いかたはしないはず)。ま、授業中寝てて適当書いただけかもしれませんが。でもそうでないとすると、ひょっとして学生たち、「欧米スゲー」「日本ダメ」がデフォルトになってないか? 彼らにそういう刷り込みがあるとしたら、もっと意識的に話し方を考えてやらないといけないな、と思ったのでした。

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June 30, 2005

うさ耳兜

兜って結構ヘンなモノの宝庫だという認識はあったのですが、うさぎの耳がついてるよ…(しかも片っぽ折れてるよ)。しかしちょっと検索してみると、耳つきは他にも結構ある様子。どうなってんだ…。

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June 17, 2005

"We will rock you" 使いすぎ

前から気になってるんですが、テレビの人たちは例の今ミュージカルもやってる Queen の "We will rock you" を使いすぎだとおもいます。別にこの曲がきらいなわけじゃないですが、CM とかであまりにも使われすぎ。とりあえずビール、くらいの勢いで何も考えてないでしょ、と思ったり。クライアント受けがいいのか手抜きなのか。ちなみに僕はこれ聴くとアンディ・フグを思い出すクチです。

…と、たったこれだけ書いてる間にもテレビで2回流れた。

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June 06, 2005

アート・ドキュメンテーション学会 第16回 年次大会終了

しました。実行委員だったので色々疲れてしまい、もう今日は昼間もずっと寝てました…。初日の入間市博物館見学も面白かったですし、2日目の講演会、研究会も盛況で、よかったなと。

個人的には、久しぶりに桂さんの話が聞けたのがとてもよかったです。最近桂さん達がやってる Epoch Making Project の話を聞いたり資料とか観たりすることができて、面白いけど難しい、チャレンジングな仕事を相変らずしているなぁと、かなり刺激になりました。こういう種類(アート方面で起きてるチャレンジの面白さ、というか)の刺激って、いつもの学会活動だけでは絶対にないものなので、貴重な機会でした。まぁ、自分からそういう方面にもっと顔を出すようにすればいいのでしょうけれど…。

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May 28, 2005

アート・ドキュメンテーション学会

第16回アート・ドキュメンテーション学会年次大会の宣伝です。こないだまで「研究会」だったんですが、「学会」に名前が変わりました。

講演会は先端芸術表現科でもお世話になっていた、桂英史さん。と、研究会では僕はしゃべりませんが、第3分科会を担当して準備してます。濃いめの話ができそうなので、是非。

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情報知識学会

情報知識学会 2005 年度研究報告会に行ってきました。が、朝遅れてしまったので、一番自分に関係の深そうなセッション1の発表を聞きのがし。

でもセッション2も比較的関係あるあたりでした。6「高木八尺寄贈文庫のデジタルライブラリー構築におけるMETSの適用可能性」はMETSの話。7「利用者要求分析に基づく資源共有システムの提案」のユーザプロファイルとシステムプロファイルの対応付けって結局マッピングと何が違ったんだろう? 8「意味を考慮したリンキングシステムの検討」の話は A9 みたいなものか。あと 9「印刷物によるバリアフリー・コミュニケーションシステム第2報」はスピーチオ。と忘備メモ。

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May 26, 2005

落書「大大論」

正倉院文書にある落書きの「大大論」って中崎タツヤが描きそうな絵じゃないですか? と同意を求めたくなりました。

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May 11, 2005

CapsLock -> Ctrl

KeyCtrlだった。Caps Lock を Ctrl に変えるのに自分が何使ってたか忘れてた。何しろ常駐しないソフトだから。また忘れそうなのでメモ。

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「ポストモダニズム」+「奥が深い症候群」で検索

いや、ちょっと思いついただけで特に意味はないんですが、意外なことに結果は0件。意外がる私がおかしいですかそうですか。誰か何か書いてるだろと思ったんですけど。

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May 09, 2005

深川

深川不動堂にお参りしてきました。一年ぶりで、護摩修行に参加した (って言うのかな? 単に本堂に上がって見てただけですが) のですが、あれ面白いですね。鳴り物がド派手で、火も焚くし、読経もなかなかいいです。思わず鞄に護摩をかけてもらいました。密教系の儀式ってみんなあんな感じなのかなー。結構数珠持ってきてる人とか、一緒にお経唱えてる人とかいて、熱心な人っているんだな、とか。

昼食は近くの京つけもの処 近為という所でとったんですが、うまかったー。といっても、もちろん漬物もおいしかったのですが、僕はそれほど漬物ファンではないので親子丼とうどんのセットだったのですが、これが良かった。うまい親子丼を久々に食べました。

あとお土産はあげまんです。うむ。

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May 07, 2005

メモ

谷口吉生のミュージアム @ 東京オペラシティアートギャラリーは観にいかないといけません。備忘メモ。ミュージアムの設計で有名で、最近では MoMA のリニューアルがよく知られてる建築家で、東博の法隆寺宝物館の設計もこの人です。

5/14(土)には「ミュージアムの建築 ―法隆寺宝物館、MoMAその他の設計をとおして―」という講演もアリ。でも土曜日は出勤日な上にすごい混みそうな予感。うむー。

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May 06, 2005

なんでこんなに知らんのか

こないだから日本美術史の本とか読んでるわけですが、つくづく「何で俺ってこんなに日本の美術のこと知らないんだ?」と思ってしまいます。一応、大学では美術の勉強をしてたわけだし、まあ日本美術史の授業とかもあって、概説かなにかの単位もとったんですが。でもねぇ、知識ってそんなので身につくもんじゃないですもんねー。

でも、とここで自分のことを一旦棚に上げて思うのは、ひょっとして日本美術より西洋美術のほうをよく知ってるって人はかなりいるんじゃないかと。べつに詳しくなくても、たとえば単純に西洋絵画の画家の名前のほうが日本の画家や絵師の名前よりも沢山思い出せる、っていう人は相当いそうな気がします。あるいは、ダ・ヴィンチがモナリザ描いたのは知ってても、雪舟ってどんな絵描いたんだっけ? ってなっちゃう人はかなりいそうな気がする。うーむ、大学受験とかで日本史やった人はもうちょっと違うんだろうか。僕は高校で日本史の勉強しなかったのでその辺の具合はわからないんですけど。どうなんでしょうね。

でも知らないとすれば、なんでだろーな。若者の右傾化が、とかよく言われてるわけですが、その右傾化した若者とか、あるいはよく街頭で「わが国の伝統と文化」とか言ってる怖い感じの人達って、日本の過去の文化のことをどれくらい知ってるんでしょうかね。どうしてそういう過去の文化が知らないうちに自然に吸収されてたりしてなくて、わざわざ勉強しなくちゃならないようなものになってるんだろう。あれ? ウチが文化資本に恵まれてなかっただけ? うーん、そうかも…。

でもまぁ、本を読んでみたおかげで、これまでに見てたいろんなモノが、互いにどういう位置関係かとか、時間軸上の布置みたいなものとかが、なんとなく見えてきて、それは大変楽しいです。あと「あーあの作品ってそんな有名だったんだ」とかいうのも楽しいです。って、順番おかしいですね。精進します。

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May 01, 2005

出没!アド街ック天国

昨日の「出没!アド街ック天国」 (テレビ東京) は職場周辺の上野公園だったので、喰いいるように見てしまいました。結構知らないスポットが多かったですよー。上野大仏とか。あと科博のレストランも入ったことないので、恐竜博が終わって空いてきたら行ってみようかなと。いや今スゴいんですよ、科博の前は毎日すさまじい行列です。この GW がピークになるんですかね、やはり。僕も見たいとは思ってるのですが、あの子供たちの間で見ることになるのか…。うーむ。

あ、あと番組では職場は動物園に次ぐ2位で、よかったなというか、ホっとしたというか。

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April 25, 2005

野毛大道芸

野毛大道芸に行ってきました。といっても、出かけるのが遅くなってしまってあまりたっぷりは見られませんでした。それに範囲が広くて、うーん、これならもうちょっと事前に調べておけばよかった、とか反省。野毛本通り方面は人が多すぎてまともに見られそうにもなかったので、円形広場、ジャックモールあたりを中心に。

実は野毛大道芸は初めて行ったのですが、予想以上に面白かったです。上野公園でもよく大道芸やってるんですけど、やはり今回のようにお祭り的になってる時には客のテンションが違いますよね。来年も行こうっと。

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March 23, 2005

お面かぶり

教えてもらったんですが、

尾形月耕 《奥沢九品仏来迎》 (絹本着色, 明治43年)

この絵に描かれてる行事は、今もやってるようです。

おめんかぶり

お面かぶり

その上、これが行なわれる浄真寺の九品仏(9体の阿弥陀如来)は、髪が青いのです。お面と同じデザインです。

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March 20, 2005

謝恩会

先日、ムサビの芸文の謝恩会に呼んでいただきました。ミュージアム1999 ロアラブッシュというお店もよかったし。卒業生の皆さん、おめでとうございました。これからのご活躍をお祈りしています。

で、こういう飲みの席で、ここのところナゼか元同僚や学生の恋愛相談ばかり受けてます。でも人に話したくなるような恋の悩みをかかえてる人って、結局そのときモテ状態なことが多くて(モテて困惑してる)、なんだかなーというところも正直あり。楽しそうですけど。アレですかね、年の近い既婚者の意見を聞いてみたいということなのでしょうかね。

しかしここのところあまりにも立て続けに相談に乗ってたので、みんなで「恋の非常勤講師!」とか「ラヴ・プロフェッサー!」とかいって遊んでました。担当は「ラヴ・マネージメントI [通年 4単位]」(通称ラマネ)。

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Meadowの見た目がダメ

Emacs が大好きなので、Windows ではMeadowでしょ、と思ってたのだけど、ずいぶん前から使ってない。なんでだっけー? と思ってさっき久しぶりに起動してみたら、そうでした、見た目が気にくわないのでした。

特にフォント。BDF は橘フォントは好きだけど、めんどくさいです。よく 16dot の設定が例にあげられてるんですが、わたしゃはあの日本語 16 dot フォントを美しいという人の感覚は理解できないです(英数字はまぁかわいいかな)。なんであんなのがデフォルトなの? とにかく面倒なのでもう MS ゴシックでもいいよ、たいてい Windows 上ではそれデフォルトで使ってるし、と思っても、これが信じられないくらい醜い。特に日本語とアルファベットのバランスがめちゃくちゃ。16dot くらいならまだしも、そんなデカイ字やだ。で 14dot 以下にすると、もう見てらんない。いくら Emacs 好きでもこんな醜いのは使ってられないやーって思いました。なんでこうなるんだろ? 普通のエディタみたいに普通に表示してくれればいいのに。それにフォントの設定ごときであんな .emacs をゴリゴリ書きたくない。絶対やだ。あれはもう完全にバッド・ノウハウってやつですね。

そういえば、こないだShibuya Perl Mongers : バッドノウハウカンファレンス 2004 発表資料とレポートをニヤニヤしながら読んでたんですが、「5分でわかる Perl パワフルテクニック」の「my 変数マニアックス」で大爆笑。最高です。

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March 04, 2005

プレゼン

「プレゼンテーションにおける高橋メソッド」から辿って見たプレゼン資料が面白かったのでメモ。

perl.com: Giving Lightning Talksその紹介

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February 28, 2005

Matthew Bourne's "SWAN LAKE"

マシュー・ボーンの SWAN LAKE @ Bunkamura を観てきました。「白鳥の湖」です。アレです。チャイコフスキーのやつです。といってもコレは白鳥が全部男性というやつ。1995年に初演というので、もう10年目になるんですな。

こないだまで白鳥の湖とか聞いても最初に連想するのが志村けんとかドカベンの殿馬だったんですが。当然普通の白鳥の湖も観たことないんですが、それでも、むちゃくちゃ面白かったですよー。わかりやすいし、力強く美しく、しかも笑える!最初の1幕目がかなりコミカルなので、入りやすいです。Swank Bar 最高。もちろん2幕と4幕の白鳥たちもすごく見せてくれます。ドテドテ登場する4羽の白鳥も超カワイイし。ストーリー的には、王子と白鳥と女王といったキャラクター、夜、誘惑といったモチーフでオリジナルを下敷にしてはいるものの、全然違う話ですね。

しかしやはりラストがすごい、オモロオソロシイ感じでホント良かったです。白鳥が、オリジナルでは人間が白鳥に変えられてるんですが、これはあまり白鳥が擬人化されてない、という印象です。すごい動物っぽいというか、本能で行動してて何も考えてないだろオマエ、って感じ。それがガッチリ身体的に表現されてて、有無を言わせぬ説得力でした。でも4幕はコワかった(そして笑った)。トリ怖えー。あー、羽毛ふとんがー、という(謎)。

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February 04, 2005

バレエ観てみました

仕事帰りに、職場の近所の東京文化会館でジョン・ノイマイヤー | ハンブルグ・バレエの「ニジンスキー」を観てきました。遅めにチケットとったわりに正面(4Fだけど)の席で観やすかったし、楽しめました。タイトルのとおりロシア・バレエの伝説的ダンサーであるニジンスキーを題材にしたバレエで、有名な作品のいくつかを演じている場面なんかもあるのですが、回想というか幻想を見ているような設定で、踊っているニジンスキーとそれを見ているニジンスキー、さらにいろんな役のいろんなニジンスキーが出てきて、結構複雑です。それにニジンスキーが演じたバレエの演目やディアギレフとの関係とか、背景に結構知識が要りそうな作品ではありました。

でも面白かったです。こういうバレエを観るのは初めてなのですが、やっぱりダンサーってすごいよなー、というのと、これまでの少ない舞台鑑賞歴ではハズレ率が高かったので、しっかりしたのが観られて嬉しいですね。ただ、自分がほとんどバレエを観たことがなかったので、記号とか慣用句みたいなものが全然わかってないんですよね。そういう面で教養のためにも、今度は古典を観てみたいです。

えー、あの、もちろん有吉京子『Swan』にハマったせいで観てみようと思ったんですが、案外これは続くかも、という予感です。もう最近は、古美術中心の職場になったりとかしてるし、別にコンテンポラリーにこだわる気持ちもないですから(好きですけどね)。

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January 24, 2005

飛ばんよ Apeos は

Apeos の CFが結構好き。

商品が何なのかわからないような CM って基本的にはあまり好きじゃないんだけど、これはユーモアの構成がうまくて。「アペオス」っていう商品名が何かラテン系な雰囲気(「アディオス」とかとの連想かな)に脱線しちゃうのがいい。セクシーでミステリアスなラテン系の濃くて暑苦しい男が最高です。そういう連想をしちゃうオジサンがわりに普通の、平和的で誠実そうな感じなのもおかしい。ラテンの男はセクシーでミステリアスなので、嵐の中で稲妻が光ってたりしてるけど、現実のオジサン3人は清潔でのどかなゴルフ場やラウンジにいる、っていう対比も効果的だし。音もいいです。「飛ばんよ」とか「住めんよ」とかいうセリフも、短い動詞だけでオジサンの想像がねじれの位置に行っちゃってるのをうまく強調できてると思います。

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January 04, 2005

仕事始め

実は1月1日付けで転職しまして(またかよ)、今日から新しい職場なのでした。緊張したぁ。数年ぶりにスーツで仕事だったんですが、なんかワイシャツの襟がこすれて首が赤くなってしまいましたよ…。ヒリヒリ。このままでは出血するんじゃないかと心配です(嘘)。

あとマシンは支給されたんですが、これまた数年ぶりの一般ユーザとしての利用で、幸せになるための環境構築がちっともできませんでした。別に困らないんだけど、なんか、淋しいです。うーむ。

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January 03, 2005

XOOPS

XOOPSをいじってみよう。といきなり思いたったのでXSASを使ってノートPCにインストール中。どんなもんかしら。ここのところ作りたいな、と思ってるのがデータベースを使ってユーザ毎に権限が違ったり設定を変えたりできるようなやつで iCalendar や RDF にデータをエキスポートしたりリマインダーになったりするもの。こう書くと結構普通だな。でもデータモデルをちゃんと(適当でもいいんだけど)考えなくちゃ。飽きずに続けばまた書きます。

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有吉京子『Swan-白鳥』

芸術スポ根少女マンガ『Swan』を大人買いして読んでます。
Swan―白鳥 (1)
基本的にスポ根少女マンガにロマン主義的芸術観を加味したものなんですが、読んでしまう。うーむ。ちょっとクラシックバレエも観てみたくなったりして。しかし、こういうの読んでて急に「ディアギレフ」とかいう固有名詞が出てくるとびっくりしますね。全然違う文脈でしか見たことないので。

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December 29, 2004

ばったり

新宿伊勢丹のアフタヌーン・ティーに行ったら知り合いがバイトしてた。すげーびっくりした。

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